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早期発見早期治療は大切です!! その10 介護保険認定に対する想い 補足 [早期発見早期治療シリーズ]

今晩は

本当は昨日アップしようと思って書いていたら、消えてしまった・・・・。
今思うと単に感情論だけで意味が無いともう一人の私が諭したのでしょうか?
内容をもう一度考える事が出来ました。

いずれにせよ今回で終わりにしようと思ったこのシリーズを続けたのは、前回の内容では
はっきり言って感情論で終わってしまうと思ったからでした。
と同時に、介護保険を拒否していると言う見方をされてしまうのは、心外ですので補足を
したいと考えたからです。

介護保険にせよ手帳にせよ、国による保護制度を利用すると言う事は、ある種の罪悪感が
伴うと思います。
と同時に中途障害や認定の場合、医療への期待に対して「出来ないがこれ以上悪化はし
ない(??)」と言う事を、医療側は事実として認め伝える事でもあると考えています。
タイミングによっては、これ以上対応できない事を認め伝える場所にもなるでしょうか?
繰り返しますが、介護保険認定にせよ手帳認定にせよ、公に元の健康な身体には戻れない
事を認める事です。言い換えれば、常に医療的な管理下に置かれると言う事でもあります。

それを罹患者本人は認めますか?家族も認めますか?
最終的には認め、受け入れざるを得ない。
その為のプロセスを軽んじる事は許されないはずです。

介護保険は回復の手段でもあると言いますが、本当でしょうか?
介護度は下がったという話は聞きます。だけど、介護保険認定その物を、実際のサービスを
利用しているケーススタディで認定自体がなくなったと言う話は聞いたとしたら、これは奇跡
と言う事になります。
もちろん、可能性を否定する事はしません。むしろ、その可能性は絶対に信じるし、その為の
リハビリであったり、医療サービスであったりするはずです。

だけど、現状はどうでしょうか?

入院直前、老健との関わりを終えた私が感じたのはむしろ逆の事でした。
はっきり言って、リハビリ中心と言いながらも、利用者中心と言いながらも、結局は「医療的な
管理下にあるのだから、私達の言う事だけ聞いておとなしくしていなさい」という態度になって
はいないか?
もちろん関わっていた頃の私の態度を考えれば、恥ずかしくなる事も沢山ありますし、介護保
険の負の側面を知らなすぎた故に反省すべき点も沢山あります。

そんな事もあって、介護保険関係者に対する不信感は今でも根強く、指導は別として家族を
関わらせたくないと思っていました。
ましてや私は健康運動指導士。家族に利用者が出ては名が廃る。
だから本当は拒否をしたかった。

だけど、父の退院に関しては、介護用ベッドを借りる事と入浴・リハビリ体制を整える為には
利用止無しと言う事で割り切ったと言う事です。
リハビリに関しては領域として出来ない事もあるので理学療法士の力は借りたかったのです。

ですが、そこに至る迄には、主治医と直接話をする場が必要でした。
そしてケアマネを自らの手で探し出すしかなかった。
父に関わる方々は素晴らしい方々なので、今の所安心はしています。

そして、社会的な所で行くと、まだまだバリアフリーは進んでいないように思います。
昼間に杖で歩いておられたり、車椅子で行動されている方はまだまだ少数派。
もちろん体力もあると思いますので、色々だとは思いますが、もっとどんどん出てきて欲しい。
自分達の存在を家族も含め隠さずアピールしても良いのではないのか?
そうでもしない限り、真のバリアフリーは達成されない。
本来その為の施設が元気な人が使っている(この点は反省ですが)。
介護保険事業者の送迎車や巡回車が近所に止まっていると「あの人は・・・」と言う風潮もまだ
まだある。もちろん、それを言う方にはそれなりの理由(例えば近所づきあいでの鬱憤等)もあ
るでしょうけど、基本的には「お世話になっている人はかわいそうな人」と見てしまってはいない
か?(この点も反省しなくてはならないと思いますが)
結局はスティグマ的な形になってはいまいか?

皆様はどう思われますか?

そう考えてゆくと、後手後手システム(現実対応なのでやむを得ないと思いますが)の上に、
これだけ負の感情を与えている事を理解する必要があると思います。

そして、本当はこういったシステムを構築しても、最後の最後の砦として、そうさせない為の
社会システムの構築の方がもっともっと大切だと考えています。

とにかく、認定を受けたという意味を、かみしめた時間となりました。

さて、次回は最終回にするのか、それとも続くのか・・・?
いずれにせよ、そろそろこのシリーズ完結予定です。

それから、この内容を読まれて不快に思われる方がいらっしゃると思います。
この点はお詫び申し上げます。

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marilyn

日本のこういった制度は良くわかりませんが、バリアフリーに関しては
きっとアメリカの方が発達しているように思います。
でも保険制度は日本の方が国民にとっては良いと思いますよ。
... ちょっとマトはずれの答えですかねぇ...。 
すみません。 m(_ _)m
by marilyn (2010-04-09 11:50) 

tsworking

marilyn様
いつもありがとうございます。

確かにそうですよね。戦争(??)に関わる機会がアメリカの場合は非常に多かった(と言うよりもそうしてきた??)面がありますからね。
私が勉強に行くビジョン心理学の創始者、チャックス・ベザーノ博士は元々米軍のセラピストで、ベトナム戦争からの帰還兵を担当していたと言いますしね。

保険制度は比較すれば、まだまだ貧弱だけど日本の制度が良いのは理解しています。きっと日米の差を痛感されているのでしょうね。
これからもよろしくお願いします。
by tsworking (2010-04-09 23:30) 

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