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早期発見早期治療は大切です!! その9 介護保険認定に対する想い [早期発見早期治療シリーズ]

今晩は

今度は介護保険認定を受けた事の意味を書きたいと思いますが・・・・、
冷静に書けなくなってしまいましたので、認定に対する想いを記します。
皆様の事ですから、一連の騒動を読み解いて頂ければ、認定は食らっているだろうな
と思われたと思います。

何故、「食らった」と言う表現を使うのか。
それだけ、私自身は良いシステムとも思っていないし、絶対に避けたかった。
悔しいのと怒りとで、こういう表現にどうしても落ち着かざるを得ないのです。

多分、通常介護認定を受けると言う事は、年齢が高く認知面も難しくなり、慢性的に
病気を抱えて、自分一人では動けない状態の人や、脳血管障害等で身体に麻痺を
発症し、慢性的に治療やリハビリが必要な方々を指し示すと考えると思います。
私もそうでした。
しかし、父の年齢で廃用症候群を引き起こした。本当に恐ろしい。
心臓の持病と強皮症もあるので致し方ないとは言え、廃用症候群由来で認定を受け
ざるを得ないというのは本当に辛いものがありました。

今でも、Drが父と母にだけ、要介護認定・身体障害者認定を受ける事の必要性を説明
し、指示した事実は、今でも納得が出来ません。

正直に言えば、介護認定を受けると言う事は、認知面含め、身体にハンディを抱えた事
を認め元の健康な身体には戻れない事を公にすると言う事でもあります。
であれば、先ず同居の家族全てに説明した上で、本人に説明し、手続きを始めるべき
事柄だと私は考えています。
この事実を家族が受け入れない限り、体制を取るのは難しい事です。
父のケースで言えば、認知面に問題はないので、まだ楽と言えば楽ですが、認知症
由来の場合寄り添っている方ご本人が受け入れる迄に時間がかかるわけですし、
繰り返しますが、別居も含めた家族がその事実を受け入れない事には始まらない話
です。

なので、最初はそのDrに強い不信感を持ちました。説明が、父と母だけの場面ばかり
だった事も重なり、激怒したのも当たり前の話です。
なので直接話が聞きたいと、依頼状を書いたら抗議文になっていたと家族で大げんか
になり、父の口頭での直接依頼となったと言う経過もあった位です。
その辺は、「久しぶりに父の事」http://tsworking.blog.so-net.ne.jp/2010-01-29
「・・・・」http://tsworking.blog.so-net.ne.jp/2010-02-01
「やっと主治医の説明が聞けた」http://tsworking.blog.so-net.ne.jp/2010-02-01-2
をご覧下さい。いかに激しい親子げんかが巻き起こったか、介護保険に対して激しい嫌悪
感を持っているか、その時の私の感情が良く出ていると思います。

実際問題、介護度が下がったケースはあるにせよ、介護認定から外れたというケースを聞
いた事はあるでしょうか?もし知っていたら教えて欲しいです。

本当は介護保険を運用する前に、介護保険がいらない社会つくり、特に生活習慣病予防
や入院に10万も保証金が必要な今のシステムを変える事が大切ではないでしょうか?
介護保険では健康運動指導士は専門職には扱われていません。
それも頭に来る理由の一つではあるのですが、後手後手対応に今の法律のシステムがなっ
ているとも考える事は出来ないでしょうか?

いずれにせよ、本当は介護認定を外せる所迄なんとしてでも、回復して欲しいし、させたい。
それは、スティグマを一つ取り去ると言う事に他なりません。
家族にとっても、健康を失ったというスティグマは、ある種の重い十字架なのです。

入学式シーズンで暗い話になりましたが、それ位介護保険のお世話にはなりたくなかったの
です。老健の空気、思い出すだけで十分。二度と近づきたくありません。

さて、このシリーズも次回で最終回にします。
一番お伝えしたかった事をまとめてゆきたいと思います。
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A・ラファエル

自分が拒否している制度を何故受け入れなければならなかったのかに、
目を向けるのもいいかもしれません。

ちなみに私いつか近い将来に、
障害者手帳の返上が出来ることを楽しみに
自己の向上に励んでいます。
by A・ラファエル (2010-04-07 13:17) 

tsworking

A・ラファエル様
いつもありがとうございます。
介護保険に関しては、拒否はしていないです。
ただ、家族に出てしまった事に対して、ある意味でのスティグマを自分自身にも感じているのです。
特に老健の実態を見てからは・・・・。
その点はご理解下さい。

と同時に、手帳関係はある種のスティグマ的なシステムではないかと、つくづく思います。だからこそどうなのと思うのです。

とは言え父のケースは急性期関連ではあるので、もう一度綴りたいと思います。

手帳の返上が叶うと本当に良いですね。
by tsworking (2010-04-07 20:12) 

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