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早期発見早期治療は大切です!! その6 間質性肺炎って何だ? [早期発見早期治療シリーズ]

今晩は

昨日は愚痴から始まった特定疾患の事ですが、もう一度簡単にまとめを記します。
特定疾患って何じゃぁって思いますが、特定疾患という言葉が行政用語(お役所言葉)です。
昭和48年から始まった難病対策事業で指定されている疾病の総称の事ですが、指定される
からには理由がある。
「原因不明・診断基準有り・治療法未確立・慢性病で長期にわたって罹患者のQOLを下げ、
最終的には致命症に至るリスクが非常に高い疾患」
それに対して、治療法開発などの研究の為に診断情報提供を条件に医療費の公費補助を行って、
罹患者のQOLを守って治療法開発を計ろうとする事業の総称とも言えるのでしょうか・・・?
これを理解していたら、もっと家族の体制も違ったぞ!!っておもいますけどね。

と言う事で、今日は間質性肺炎について取り上げたいと思います。
普通肺炎というと、風邪をこじらせて結果というパターンや、お年寄りに多いのですが誤嚥性由来
(つまり本来食道に入るべき食べ物や飲み物が気道に入り、感染症を引き起こしてしまうケース)
をイメージされると思います。
調べると大体がウイルス性・細菌性・マイコプラズマ・クラジミア系が殆どのようです。
が父の罹患した間質性肺炎は、肺炎の中でも致命症のリスクが非常に高い肺炎だそうです。

普通の肺炎は肺胞(ガス交換を司る部分)の内側が炎症を起こしている事で発症するのですが、
間質性肺炎の場合は、血管と肺胞の間にある細胞壁が炎症を起こして発症します。
この点が厄介だそうで・・・・
どの様に変化するかは、下記リンクをご参照下さい。
全国膠原病友の会京都支部 http://homepage3.nifty.com/KO-GEN/Kyoto/kiso/Haien.htm
間質性肺炎とは http://ipf-info.hp.infoseek.co.jp/what_is_IIP.htm

つまり、壁が固くなると言う事は、ガス交換の為の柔軟性が損なわれ、空気を取り込む量も
減る状態に陥ると言う事になるわけで、当然肺活量も落ちます。この状態が進行すれば・・・。
考えただけでも恐ろしい・・・。
じゃぁなぜ気胸が起きたの??(これで発覚したわけですが)と言う事になりますが、これは
あくまでも私の理解ですが、間質性肺炎が進む中で肺の一部が硬くなり、肺胞自体がつぶれ
てしまったと解釈して良いのでしょうか・・・・???
だとしたら・・・・・。

で、強皮症自体全身の細胞を硬くする疾患とされていますから、間質性肺炎は当然起きえて
不思議じゃない。なので主治医は相当不安だったようです。回復しても一般人の6割程度しか
肺の機能は戻らないとは明言されましたが・・・・・。
と言う事で当然ながら、在宅酸素は必須となりました。

但し、父の場合強皮症由来じゃなかったんですよね。実は。これが大きな救いではありました。
実際問題強皮症の血液検査の指標としてKL-6があります。このスコアがここ半年正常高値
レベルだったんです。但し好酸球だけは異常に高かった。
最終的には好酸球性間質性肺炎という診断が下りました。
但しどちらにせよ治療薬はステロイドです。抗炎症作用が今の所最も強いのはステロイドなので、
第一優先で使うらしいです。

ので、好酸球のスコアを引き上げたのは何でだと言う事を次回取り上げたいと思います。

今回はご紹介した上記2リンクを参照しました。
何時ものごとくですが、医療関係者の皆様、間違い等ありましたらご指導頂きたくお願い申し上
げます。

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